前回の記事では、「イージーターン」というループ状(筒状)の生地を裏返すための道具をご紹介しました。
→高い道具には理由がある! トーカイで「方眼定規」と「イージーターン」などいろいろ買ってきました♪
今回はこちらの移動ポケットを制作して、ウエストベルトの筒状の生地を裏返す作業を実際にしてみました。
またゴム通しとしての機能もあったので、普段ちょっと不便に思っていたゴム通しの代わりに使用してみたら、その悩みが解決した!という感想をご紹介します(*^^*)
「イージーターン」で筒状の生地を裏返してみよう!
ウエストベルトは8センチ×約80センチの生地を半分に折って、布端を縫い代5ミリでミシンをかけ、筒状にしたものを裏返します。
いつもは筒に指を入れて、一生懸命裏返していました。
それでは、イージータンを使って、ループを裏返していきます!
二種類あるイージーターンの太い方を使います。
このように、クリップを挟み、筒の中に押し込んでいきます。
このように織り込むように押し込みます。
無理やり押し込んでも上手く入っていかないので、最初は指で折り目を付ける感じで入れるとスムーズでした。
中に押し込んでいくと、生地がくしゃくしゃっとなってきました。
無理やりイージーターンを押し込んでも上手く入っていきません(>_<)
恐らく、このベルトは2枚の生地を縫い合わせて80センチの長さにしているため、(ゴム調整の穴を開けるため)その縫い目がゴロゴロして裏返りにくいようです。
クリップが外れないように気を付けながら、くしゃっとなった生地をずらして慎重に裏返していきます。
なんとか出口まで到着しました~。
一度、筒の中でクリップのところが外れてしまい、やり直しというはめになりました(^-^;
でも、ここまでくれば、あとはシューーっと引っ張ったら簡単に裏返すことができました。
どれくらい時間短縮できるのかな?と思い、時間を測ってみました。
手で裏返した場合 1分35秒
イージーターン使用 1分20秒
・・・あんまり変わらなかったです(笑)
手が疲れないという利点はありましたが、クリップが外れないように気を使ったり、途中で外れるとまた手間取ったりしてしまいますね(^-^;
「イージーターン」でゴムを通してみよう!
裏返す機能としては劇的に便利になったという感覚はありませんでしたが、「イージーターン」にはゴム(ひも)通しとしての機能もあります。
裏返す作業と同時にひもを通すこともできるようです。
私の作るウエストベルトはゴムを2本通す仕様ですので、生地を裏返した後で中央にミシンをかけ、2本のゴムを通していきます。
今までは、このようなゴム通しを使用していました。
これがちょっと困ったところがありまして・・・。
外れやすいということは全くないのですが、通している最中に筒の中でくるっと回転しやすい特徴があります。
気を付けて通しても、出口から出てくるとよく半回転していることがあります。
ゴム通し本体が細く、横から見ると厚みがあって生地の中で倒れてしまうので、同じ向きを保ちながら通すことがとても難しいのです。
ベルトの中でゴムが回転していると、ちょっとだけゴロっとした手触りがあり、私はどうしても気になってしまいます。
この場合は仕方なく、引き抜いてもう一度やり直しです。
この通している最中の緊張感と、やり直す時の時間の無駄をどうにかしたいと思っていました。
では、イージーターンを使ってゴムを通していきます。
イージーターンのクリップの下のあたりに穴があいているので、そこにゴムを通します。
え?これだけでゴムが途中で抜けないの?と心配になりましたが、 穴の下に向かって細くなっているせいか、抜けることはありません。
イージーターン本体は横幅があり、かつ厚みがなくて薄っぺらいので、ベルトの生地の中でとても安定感があります。
回転しないように気を付ける必要がないというのは、こんなにやりやすいものなのか!と感激してしまいました(*^▽^*)
ベルトの色は変わりますが・・・。
少しやりにくいというところを上げるとすると、ゴムを2本通すにあたって、最初の1本目はとてもスムーズにできます。
ただ、1本通すとこんなふうにくしゃくしゃになるため、2本目を通すのがちょっと難しいのです。
一般的なひも通しよりもずいぶん長さがあるので、ぐにゃぐにゃしているところはすんなり通ってくれません(^-^;
まあ、通らないということでもありませんし、中でくるくる回転してしまうという悩みに比べたらなんてことはありません。
(もしかしたら、ズボンのゴム通しなどにはちょっと適さないかもしれませんね~)
何はともあれ、「中で回転してしまう」という私のゴム通しの悩みが一つ解消された瞬間でした!
こんなにたくさんのベルトもかなり時間短縮して通すことができました♪
道具というのは実際に使ってみなくては分からないので、便利そうだなと思ったものは積極的に試してみたいですね(*^^*)
ちょっとした不便なことも、こんなものだからと思い込まないで、もっとよい方法がないか調べてみるのもいいかもしれません。
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