今回はいつもの作品についてではなく番外編になります。
入院のためショップを一時お休みしていた時のお話です(*^^*)
入院した病院では写真をSNS等に投稿することは禁止していたため、写真なしの文章になってしまいますがご了承くださいませ。
先月2月に入院のためにショップをお休みしていました。
手術のためでしたが、命にかかわるようなものではありません。
7日~10日で退院できるときいていましたが、その間に注文が入ると発送ができないため、ショップは休暇設定にして注文自体ができないようにしておきました。
※ショップは【休暇設定】にすると、お客様はショップ内を見ることはできますが、購入することはできなくなります。"〇月〇日にショップ再開予定です”と表示されていました。
インスタなどSNSにも数週間前から予告し、入院する時には”10日ほどでショップ再開します”とお知らせの投稿をしました。
そもそもどんな手術なの?
もう3年以上前から右足の内ももに神経痛があり、最初は表面がヒリヒリ、ピリピリとした感覚から始まりました。
それが次第に針でチクッと刺したような痛みが加わり、次第にズキーンと強い痛みに変わってきました。思わず「痛~~~い!」と口に出てしまうほど。
日によって調子のよい時は一日に数回、悪い時は10秒に一度針で刺されるようなズキーンとした痛みが1日中続きます。
最近は前ももの足の付け根から膝にかけて、ビリビリ~~っと痺れるような激痛もありました。
近所の整形外科に通って薬の治療をしていましたが、いろいろな薬を試してもあまり効果はありません。強い薬を試すとつらい副作用もありました。
ただこの薬の治療を始める時に先生に「神経痛の治療は時間がかかるから、始めるなら覚悟して始めてくださいね」などと言われていましたので、きっと長い時間がかかるのだろうと思っていました。
3年近くたっていよいよおかしいぞと思い(忍耐強い私の性格も悪影響)、MRIのとれる病院を紹介してくださいと私の方からお願いしました。
(これはチャットGPTに相談してみたところ、数か月間薬の治療をしても改善されない場合は、MRIなどの詳しい検査をして原因を調べるのが通常だから、大きい病院を紹介してもらってね!と言われたからです(^^;)ありがとう、チャッピー!)
そしてMRIの検査の結果、腰から右足につながっている神経にけっこう大きめの腫瘍が見つかり、それを摘出する手術をすることとなりました。
腫瘍は良性のものだろうということです。
いよいよ入院、手術をしました
入院・手術の前に、外来でさらに詳しくMRIとCT(造影剤をつかったもの)とレントゲン、血液検査等がありました。造影剤のCTはもうやりたくないくらいキツかったです。
手術が込み合っていたこともあって、10月末に腫瘍が見つかってから手術まで3か月くらい待つこととなりました。
この間も痛みは強かったものの、原因が分かっているということと、手術が決まっていたことでなんとか乗り切ることができました。
出産以外で入院したことがなかったため、入院や手術についての情報収集や準備、ショップをどうすればよいか考えるよい時間にもなりました。
この時は初めての全身麻酔の手術に、ちょっとワクワクした気持ちもありました。
初めての体験ってなかなかないですし、10日くらいの入院なんて何して過ごそうか?なんて、のん気にいろいろ考えていました。
手術当日、よくドラマで見る「これから眠くなる薬入りますよ~」の後はすぐに目を開けていられなくなり、気が付いたら手術は終わり、酸素マスクを付けてベッドに横になっていました。
朝9時頃から4時間かかった手術が終わり、その日はナースステーションの横の病室で一晩過ごしました。
この一晩がものすごくつらい時間でした。
左腕には点滴と痛み止めの点滴の管がつながっていて、右腕には血圧を測るための器具が巻かれていて、定期的にあの血圧を測る圧迫されたような感じになります。
両足には血栓を予防するマッサージの器具が巻かれていて、ずっと足を圧迫し続けます。
それとおしっこの管がベッドの左側につながっていて、ベッドの右側の方には手術したお腹の傷のあたりから血液を流す管がつながっています。
こんな身動きして大丈夫なのかと心配になるような状態の中、傷の痛みよりも何よりも、一番痛かったのは背中と腰の痛みでした。
「ひとりで動いて体勢を変えないように」と言われていたので、体が痛いときはナースコールで看護師さんを呼んで、右向きや左向きに体勢を変えてもらいます。
変えてもらった瞬間は楽になるのですが、そこで少しウトウトした後にまた体が痛くなります。
病室に時計はなく、スマホもないので、前回体勢を変えてもらったのは5分前なのか30分前なのか全く分かりません。
もしかして5分おきにナースコールを押しているのかもしれないけれど、痛くて痛くて耐えられないので仕方ありません。
自分で腰や背中を押してマッサージしてみても、あまり効果はなく、逆に押したことによって痛みが出る始末で。
何度も痛み止めの点滴や注射をしてもらいました。
そしてもう一つ辛かったことは、手術中に呼吸の管を入れていたことによって痰が出ることでした。
痰が出ると咳が出るのですが、この咳がお腹の傷に響いてものすごい激痛なのです。
咳をしないように痰を出すのは難しく、また咳が出始めたら自分で止めることはできません。
仰向けになると咳が出やすかったので、右向きが左向きにしてもらい、ずっと痰を出すためのティッシュを握りしめ、枕元に置いてもらった袋には山盛りのティッシュが入っていました。一晩でティッシュがほぼひと箱使い切る感じでした。
朝がくれば、たぶん上半身を起こしたり、おしっこや血液の管を外したりできるはずだけれと、今何時なのか分からないことがこんなに辛いことだとは。
今更ながら、時間の分かるものを置いてもらえないか頼んだらよかったのかもしれません。
(分かったら分かったで、まだ深夜1時?などと絶望していたかもしれませんが。)
カーテンが開けられ、周りががやがやし始めて、ようやく朝になったと分かった時の感激は言い表せないものでした。
手術後、一夜明けてから異変に気が付きました
翌朝、看護師さんから「触ってる感じわかりますか?」ときかれましたが、私は寝転がって天井を見ていますので何のことか最初わかりませんでした。
どうやら私の右足(太もも)を触っているというか、押しているようなのですが、感覚がありません。
次に「足を上に持ち上げてみてください」と言われましたが、あまりに自分の足が重くてまったく持ち上がりませんでした。
左足は問題なくすっと上がります。
足首は両足とも動きましたし、右のひざ下は感覚が鈍いものの、触られているのは分かります。
思い出してみれば、あの辛い昨夜の間、体勢を変えるたびに右足がなんか変な感覚ではありました。
右足全体がぼわーっとした感じで、感覚が鈍いのです。
どうやら神経についていた腫瘍だったので、右足に麻痺がでているということでした。
想像していたよりも腫瘍のサイズが大きかったとも後でききました。
この時の私の頭は「え?どういうこと?このまま歩けなくなって、車いすで生きていくかもしれないということ?」と瞬時に考えましたが、面白いことにその先のことについては考えることを拒否しているというか、何も考えないようにしているようでした。
自分を守るための頭の防衛反応のようなものなのでしょうか。
これから自分がどうやって生きていくのか、家族にどんな迷惑をかけるのか。
そのような心配事が頭に浮かぶと、すぐに考えをシャットアウトするような感じでした。
ただ主治医の先生によると、「運動神経はしっかり残してあるので、リハビリを頑張れば徐々に戻っていくと思いますよ」とのことでした。
「時間はどれくらいかかるか分かりませんが」という言葉がひっかかりましたが(>_<)
初めてトイレに行くときも、最初は歩いていこうとしましたが、右足に体重をかけようとするとガクッと力が抜けて立つことができません。
結局車いすでトイレに連れて行ってもらいました。
トイレに行くたびにナースコールで看護師さんを呼び、車いすに乗せてもらわなくてはなりません。
同室にはトイレにさえ行けなくておむつの患者さんもいましたので、トイレに行けるだけありがたかったです。
左足が元気だったので、片足立ちでズボンを上げ下げできるのも本当に助かりました。
リハビリが始まりました
数日後、リハビリの先生が病室にやってきて、「右足に力を入れて蹴り返してみてください」や「足を上にあげてみてください」など言われるがまま動かしてみました。
すると「これなら結構すぐ元に戻ると思いますよ」とのこと。
「結構」がまたリハビリの世界ではどれくらいなのか分からずモヤっとしましたが、この言葉に希望の光が見えたというか、本当に嬉しくてホッとしました。
リハビリが始まり、筋トレのような足の運動、歩行器というつかまって歩く器具を使って歩く練習をしていきました。
すると弱っていた前ももにかなりの筋肉痛が出てきてしまい、なかなかリハビリが進みません。
歩けない状態のまま退院するのは現実的ではないと思ったため、ある程度歩けるようになるまで入院してリハビリを続けてもらうようお願いしました。
この時点で本来なら退院するはずの日になっていたので、ショップの休暇設定の日にちを変更して数日伸ばしました。
ただ、退院できたとしても車の運転は恐らくすぐにはできそうにありません。
発送作業ができるのかどうかもまだ分かりませんでした。
手術から15日たった頃、ようやく小股でちょこちょことゆっくり歩く程度なら、20メートルくらい歩けるようになりました。
通常の歩幅で歩くと、右足に体重がかかる時間が長くなりすぎてしまい、ガクンと力が抜けてしまいます。
このあたりで、看護師さんから「このまま入院していてもよくなるものでもないから・・・」と遠回しに退院を勧められました。
病院は一人では生活できない状態の人が過ごすところなので、致し方ありません。
自宅で生活するために、杖の使い方をリハビリの先生に教わり、入院からちょうど20日で退院することとなりました。
退院後の生活について
入院の後半の頃には、歩行器を使って自分で歩き回れるようになっていましたし、ご飯は一日3回なにもせずとも提供されるし、リハビリとお風呂の時間以外は基本的に自由に過ごしていたため、正直退院はちょっと残念な気持ちもありました。
なんて、罰当たりなことも言っていられませんので、急遽Amazonで購入した杖をついて退院しました。
歩幅数センチな感じでなら杖なしでも歩けますが、すぐ疲れてしまうし転倒の危険もあるので、杖をついて歩きます。
料理に関しては、左足重心で少しの間立つことができるので、バーッと野菜を切って、煮込んでる間椅子に座るなどして休み休みやっています。
お風呂掃除は夫にお願いし、洗濯はもともと夫が担当してくれていたのでそのままやってもらっています。
買い物も私がリストアップしたものを、夫の会社帰りにスーパーに寄ってもらって買ってもらっています。
一応車の運転も短距離からならOKをもらっていますが、ブレーキをぐっと踏むのに右足の力が耐えられるのか微妙だったので、1週間は様子を見て、今週末に夫に付き合ってもらって練習してみる予定です。
私のショップで購入してもらった商品の発送は、これまた夫が出勤する時に、郵便局によってもらえることになりました。
(夫には入院中も退院後もたくさん助けてもらって、このご恩は必ずどこかでお返ししたい所存です)
服の着脱はイスがなければできません。
右足がまだよく上に上がらないのと、左足を上げるには麻痺の残る右足で全体重をキープするということなので、まだ無理なのです。
そんなこんなで思っていたのとは違う入院・手術ではありましたが、家族(夫)のありがたみを感じ、病院の看護師さんたちのプロフェッショナルな仕事ぶりを目の当たりにし、初の大部屋入院のストレスと面白さを体験し、本当に貴重な経験ができたと思っています。
一番は、今まで当たり前だと思っていた「健康であること」が当たり前ではないのだということをひしひしと感じました。
いつ自分も「面倒を見てもらう側の人間」になるか分かりません。
これから健康に過ごしていくために、自分にできることは何なのか、健康に投資することに時間と労力をかけられるかどうかをしっかり考えようと思います。
【おまけ】入院している時に役立ったグッズ
入院する前に、YouTubeでいろいろなチャンネルを見て、入院に便利なグッズを調べました。
どんな病状か、どんな病院かによっても違うと思いますが、実際に入院してみての感想を残したいと思います。
【入院で役に立ったもの】
- ペットボトルストロー(調節ジョイント付き)
ペットボトルの口につけるストローは100均にも売っていますが、ペットボトルのメーカーによって付くものと付かないものがあります。
今回家から持って行った水のペットボトルにはつけられたのに、病院で購入したペットボトルにはつけられませんでした。でも調節ジョイントが付いたものを用意していたため、使うことができました!(楽天で購入)

- クッション
YouTubeでみんなが勧めていましたが、荷物になるので迷っていました。
動画では「咳が出る時にクッションでお腹を押さえると痛みが軽減する」と言うので一応持って行ったところ、私の場合は寝る時に腕や足の下に置いて、抱き枕のように使っていました。肩が楽だったり、痛みのある右足を乗せると楽でした。
元気になってくると、ベッドの頭を上げ、クッションをお腹の上に置き、その上にスマホやiPadを乗せて動画を見るのに大活躍でした。
ちなみに、咳が出ると傷が痛い問題に関しては、相談したらコルセットを出してもらったため、かなり痛みは軽減されました。 - ふわふわ素材のひざ掛け
病院の掛布団ってシーツのようなひんやりとした素材で、毛布はありません。
季節にもよりますが、寝ている時に冷たい布団が顔に当たるよりも、ふわふわした素材が当たった方が気持ちがいいんですよね。
あと、病室は意外と暖かいのですが、布団をかけないと寒く、かけると暑いという状況になります。そんな時にふわふわのひざ掛けをかけるとちょうどいい暖かさ。日中はひざ掛けだけをかけていました。
手術後すぐは麻痺も強く、足の上に布団がかかっているととても重く感じて寝がえりが難しかったんですよね。そんな時も軽いひざ掛けは便利でした。
夜中暑く感じる時は上半身はひざ掛け、足だけ布団をかけるなど、調整ができてよかったです。術後しばらく熱が出ていたので、暑く感じるというのはそのせいもあったかもしれません。 - ロック機能付きのS字フック
S字フックはほぼ全てのYouTubeチャンネルで必需品と言われていましたが、すぐ外れないようにロックする機能が付いているものが役に立ちました。
しばらくベッドの上でうまく身動きが取れない時期に、S字フックにかかっている袋のものを変な体勢で取り出そうとすると、S字フックって外れてしまうんですよ。
セリアに売っていたロック付きのものが外れずに助かりました。
(引っかけるポールの太さに注意。ポールが太いとロック部分を通過できず、引っかけられません)

- 漫画アプリ
当初、手術後はプライムビデオやTverの動画を見たり、オーディブルやVoicyなどの音声配信を聞こうと楽しみにしていました。
ところが実際は2、3日は体が回復せず何もしたいと思えませんでした。
動画って映像があり、それが動き、音声があり、それを頭が処理する余裕がないんですよ。自分のペースで進んでくれないし。ただ疲れるだけでした。
自分のペースで聞けないという意味では、音声配信も似たようなものでした。
そんな中、普段はあまり使わない漫画アプリがちょうどよかったんです。
漫画は動きもなく、声もなく、ゆっくり自分のペースで読み進めることができます。
術後4日目からは漫画を読み、動画が疲れずに見られるようになったのは6日目くらいだったと思います。 - 延長電源タップ
これもほぼ全てのYouTubeチャンネルで必須と言われていましたが、ちょっと持っていくの恥ずかしかったんですよね。「え?こんなの持ってくるの?」って思われないかと。
でもやっぱり必要です。
頭の上の方にある一つだけのコンセント。
そこからiPhoneとiPadとイヤホンとスマートウォッチを充電するには延長の電源タップいりますよね。
私は5口くらいある電源タップでしたが、充電器刺すだけなので2口くらいので十分だとは思います。
今後入院される方のお役にたてれば幸いです。


